加藤大吾様(社労士・行政書士)LEGALMAGIC会員様インタビュー

加藤大吾様(社労士・行政書士)LEGALMAGIC会員様インタビュー

2017年9月22日

加藤大吾氏は、三重県に事務所を構える社会保険労務士・行政書士。主に労務管理、組織コンサルティングに重点を置き、地方都市にもかかわらず、コンサルティング案件を受注している。近年は、高難度労務案件も受注数が増え、注目を集めているコンサルタントだ。

いつ資格という分野に興味を持たれましたか?
「大学卒業後、ホテルや外食産業の事業をしている会社に入社して3年勤務したのですが、入社して2年半くらい経ったあたりでそろそろ退職しようかという考えでいました。退職してからは独立して自分の力でやってみたいと思う中で、一つの選択肢として士業をやろうという気持ちが湧いてきました。」

最初に目指した資格はどんなものですか?
「最初は司法書士を目指して勉強もし、受験も一度したんですが、難易度も高く、ちょっと大変だなと。当時は行政書士が比較的取りやすかったのもあって、先にそっちを取ってしまおうと考え行政書士の資格を取得しました。そうは言っても2回かかりましたが(笑)。」

サラリーマンを辞めてから勉強を始められたのでしょうか。
「そうですね。退職してから、某受験校に通って。最初の一年間は仕事をせずに資格勉強だけに集中していましたが、1日誰とも喋らない日々が続きまして。病んでくるんですね。それで少し危機感を感じて、地元の学習塾をしているところでアルバイトを始めました。学生が夕方から夜に通ってくるので、主にその時間帯は働いて、午前中や深夜に集中して勉強をしていました。」

行政書士に合格した段階で、行政書士一本でやっていこうと考えたこともあったという加藤社労士。しかし、中小企業の経営者と数多く接する中で、彼らに人生訓や会社の経営の仕方を伺う機会が増えたという。

「自分もそれを刺激にして糧にしていきたいという思いがあったので、中小企業の社長さんとより向かい合えるほうがいいなと。行政書士にもそれができないわけではないでしょうが、一般的にはなかなか難しい。そこで、もう一つ頑張って社労士の資格を取ってみようと思って、行政書士の合格発表後すぐに社労士の資格勉強に取りかかりました。」

LEGALMAGICを知ったきっかけというのは?
「天才塾で横須賀さんにいろいろと相談する中で、高難度労務や高難度業務といった『高難度』という価値観を教えていただいて。一つの解決手段というところで知りました。」

LEGALMAGICに入会された背景を教えてください。
「まずは菰田さんより先行して、馬塲社労士との出会いですね。馬塲社労士の高難度労務講座を受講したり、直接お話させていただいたりする中ですごく驚いたのが、馬塲社労士が開業当初から数名の弁護士と顧問契約をしていたことです。それは『とびきり急ぎの案件であれば一番早く回答してくれた人を尊重する』とか、『一番質の良い回答をしてくれた人を尊重する』という理由があったそうですが、それを聞いた時にすごく驚いて。そんな考え方があったんだと思いました。

その考え方はすごく素晴らしいし、ありだなと思ったので、自分も弁護士と契約してそういう状況を整えたいという思いがありました。ただ、費用のこともありましたし、それ以上にどの弁護士さんにお話を持っていけばいいかわからない、受けていただける方がどこにいるかわからなかった。それで、現実的にすぐ着手するのが難しかったんです。その状況の中でのサービスのご提供だったので、すごくマッチしたという感じです。

本来、弁護士との顧問契約は、自社の問題を相談するもの。これに対してLEGALMAGICでは、自分のクライアントの問題まで相談できる。そうすることによって、クライアントに提案する法的スキームの確認も可能になり、よりハイレベルな提案をすることができる。結果として、報酬は高まることになる。」

毎月送付するニュースレターについてはいかがでしょうか。
「例えば私たち社労士の事務所がニュースレターを書くとしても、時々の助成金の話題といってもそんなにリアルタイムで多くあるわけではないので難しい。そんな中で、今お伺いしているニュースレターの中身は、なかなか聞けそうで聞けない内容になっていると思います。

他の会員の相談事例や菰田弁護士が実際使われている書式といったリアルな内容や声が載っていて、普段のLEGALMAGICのChatWorkのやりとりによく似た感じというか、生々しい、リアルな内容がいいと感じています。」

実際に数回菰田弁護士にご相談いただいたとのことですが、その感想を。
「私の場合は、就業規則に載せる、もしくは就業規則から派生して別個で誓約書を設けるというような労務のご相談を数回させていただきました。まずは、弁護士としての法的な解釈が明確にスパッとお答えいただけるところ。それから、丸投げで『どう思いますか』というような聞き方ではなく、自分なりに見解や判例を調べて組み立てはしていますが、それについて『正解ですよ』とお墨付きをいただけるという安心感。それは大きいと思います。

もう一つは、高難度労務とはという定義の中にもありますが、法律だけでは解決できない部分ですね。法律の解釈や判例、通達だけではお客さんの悩みというのは解決できなくて、その外にある様々な考え方、自分が考えて創作したりする部分も必要だということが、菰田弁護士の回答の中に含まれているところです。

直接的な言い方ではなくて、『そういう考え方もお客さんにとっては大事かもしれませんね』というような返信の仕方で返していただいたんですが、改めてなるほどと気づかせていただいたところはありますね。」

実際に相談されて、思っていた回答と実際が違った部分はありましたか?
「法解釈だけで正解不正解を回答いただけるだけなのかな、と思っていた部分はあったので、もう少し幅広く『お客様が最終的にこういうことを望まれているので、法律論だけではなくてこういうところも考えてご提案されてはどうですか』というところもプラスオンで回答いただけるところですね。そこは、ある意味僕の中では期待以上のところだったかもしれません。」

LEGALMAGICの良い点を3つあげていただくとしたら。
「規約で決められている『丸投げ禁止』というもの。自分でまず考えてから相談するのがルールになっているので、まず自分で解釈を考える。それがある意味習慣づけできるところが良い点だと感じています。変な解釈をしたら菰田弁護士に失礼かな、と思ったりする中で、きっちりしたものを考えるという癖づけや習慣づけになれればいい。今の時点ではそういう印象を持っているので、それは良い点かなと思います。

それから、相談がある程度ChatWorkに限定されているところですね。私からも菰田弁護士からもお互いにそうかもしれませんが、これが直接会うとか電話とかになってくると、もっといろいろな制約が出てきたり、タイミングもあったり。その時には思いつかなかったけど相談すればよかったと思うことが出てきたりすることもあるかもしれませんが、ChatWorkに限定されていることでそういうことがない。それが良いところでもあります。気軽に相談もできますし。」

LEGALMAGICに入会しない方がいい人、向かない人はどんな人だと思いますか?
「先ほどお答えしたこととは逆説的かもしれませんが、依存してしまう人。丸投げは規約からも反しますが、『これでいいんですか』ということだけを相談される、そういう姿勢だと、自分自身の向上にも繋がらないと思います。あえて向かないということからすれば、そういう方だと思いますね。」

入会を迷っている方にメッセージを。
「迷われている理由は様々かもしれませんが、開業歴が浅かろうが、開業して10年以上経っていようが関係なく、法律を何かしら扱うものとして、解釈が正しいのか、よりお客さんの要求を満たすためには法律的な解釈だけではなくてもっと幅広く考える必要があるのではないか、という視点は絶対必要なものだと思います。

ただ、私が馬塲さんから顧問弁護士のお話を聞いた時に『あ、そういう視点があるんだ』と感じたのはまだ一年半か二年前くらいなので。士業が弁護士を顧問にするという形自体は、発想としては斬新なのかもしれません。ですので、そこはマインドを変えて、そういうことが必要なんだなと思われるならば、LEGALMAGICはお勧めできますね。

あとは費用的なことやどの弁護士さんに頼めばいいのかというのも、自分一人で考えていればかなり大変な作業だと思います。LEGALMAGICでは、ある意味気軽にChatWorkを使いながら正確な回答をいただける。いいとこ取りができるというか、今私がお話しした悩みなんかも解決できるので、そこが一つの判断材料になるのかなと思います。」