黒田育伸様(社労士)LEGALMAGIC会員様インタビュー

黒田社労士は、1969年(昭和44年)7月、兵庫県神戸市生まれ。明治学院大学国際学部卒業後、アウトソーソング業界、保険業界を経て、2007年にFP(ファイナンシャル・プランナー)として独立。FPとして実施した相談は累計で300件以上に登り、2012年に社会保険労務士登録。現在までに、継続して700件以上の人事労務相談を実施する。

一般的にFPで開業するというのはほとんどうまく行かないという人も多いかと思いますが、その辺はいかがでしたか。
「非常に苦労しましたね。何を売ったらいいか、どんなモデルがあるかすらわかりませんでした。日本FP協会には兵庫支部があるんですが、支部会に出て先輩に「どうしたらいいんですか」「この中で誰が1番できてる人ですか」と聞いても「いません」と答えられて。
たまたま保険会社時代の方からのご紹介で、ある金融機関の研修担当者をご紹介いただいて、その金融機関へのセミナーで何とかやっていたというところです」

その後、社労士の資格を取得しようと考えた経緯とは。
「リーマンショックです。リーマンショックと、その前の年のサブプライムローン問題ですね。その時に、保険の契約をしていたお客様がかなりの割合で倒産しまして。保険のシステムとして、あまりに短い期間で保険を解約されると、一度受け取った手数料を返さないといけなくなるんです。それで結構の額の返戻金が発生して「これだけやってもどうなのかな」というのがありました。

お客さんのところに出入りしておられた社労士の先生や税理士の先生を見て、顧問と言う働き方があるんだ、と思って社労士の資格を取得することを決めました。それが2011年あたりですね。当時社労士の合格率は7%前後でした。今は2%前後になっていますが。勉強期間は4ヶ月半くらいでしたが、自営業だったので、仕事の量を減らして勉強時間を作れたので。7%とかその時代だからできたんでしょうけど」

4ヵ月というのは、全体的に社労士試験で見れば短い期間だと思うんですが、黒田さんなりの独自の勉強法はありましたか?
「FP開業している頃に、保険の代理店やセミナーをやりながら、短い期間ですが大原学園で講師をやったことがあって。その時に社労士や宅建、司法書士などの他の講師が「テキストは見なくていい」「過去問だけをひたすら解け」ということを言っていたので、その言葉通りにやっていました。実は過去問だけやったほうがいい、というのをみんな言っていたので、多分そうなんだろうなと。」

資格取得後は、資格要件の2年間の実務経験が免除となる事務指定講習のルートを経て社労士として開業。開業後の経営計画はどのように立てていたのだろうか。

「正直あまり計画はなくて。社労士になったはいいけど、何から始めればいいかわからないというところでした。法律を扱った仕事自体全くしたことがなかったので。保険の営業や金融の知識ぐらいしかなかったし、社労士は全く別の業界だったので、FPの時代から続けていたセミナーの仕事をしながら、労働局のコンサルタント業務をまず委嘱して、そこで労働相談を受けたりしていました。

労働局では事業主向けのセミナーや労基法のセミナーを担当したり、労働基準監督官と一緒に監督調査の事前の書類のチェックをしたりということをやって、まず労基法の知識や実務を身に付けようとしましたね。

委嘱の仕事って、月に何日行くという契約をするんですよね。それで、最初にお約束したときに『三年はやって欲しい』と言われたので、やりますと答えていたんです。ただ、1年目で、もうこれは大丈夫かなと思いました。そこで、1年目、2年目、3年目とだんだん行く日数を減らしていって。行政の仕事を減らしながら、自分のお客さんを少しずつ増やしていくということをやっていました。

行政の相談で接点を持つ人は、労働者側からの相談がやっぱり多い。ですが、そこから自分の顧客になるかというとならないんですよ。対象が違うんです。労働者と会社でいえば、6:4くらいで労働者の方が多いですね。

社労士を開業した当初は、もともとのFPを活かして仕事をしたり、こういった労働局のセミナーの仕事をしたりしていました。そして2015年に天才塾に入会し、その後はひたすら助成金業務1本です。」

業務の柱を助成金業務にしようと思ったきっかけは?
「それは横須賀さんが(笑)とっかかりとして、助成金業務かニーズの高い労働相談がいいと話されていたので。そのあと、助成金業務は昨年の12月で新規受注を止めました。それまではスポットで助成金業務を受注していましたが、今は顧問契約の一環としてしか助成金業務を受けていません。」

助成金業務の新規受注を止めた理由や背景はどういったところですか。
「ずっと助成金業務を受けてきましたが、助成金を受給するための要件が徐々に厳しくなってきたんです。書類も増えていますし、受給できるまでの期間も延びている。延びているということは、その間はそのお客さんの労務管理をずっと見ていかないといけないんですね。そうすると、そのための書類の作成や労働相談を受けるという業務の方が多くなってきました。

そうするうちに、そもそも助成金業務だけを単発で受け続けることがもうできなくなってきたんですね。それで軸足を日々の労働管理、労働相談に移していったというのがあります。」

軸足を助成金業務から労働相談に移してから、黒田さんがつながるクライアントの規模が大きくなっていく。紹介で自然にそうなっていた部分と、受注件数が多くなることで小さい規模のところを断ることが増えたことが要因だ。

大きい会社からの依頼は、飛び込みでネットからは来にくいものだ。基本的には人づてで紹介から繋がることが多いが、なぜ黒田さんは選ばれるのだろうか。

「もともと労働局時代にある助成金業務の審査を行っていたので、助成金業務については絶対的に安心できるというか、紹介してもいいと言う方から、助成金業務を入り口とした紹介をしてくださる方が結構おられて。「社労士さんはうちもいるんです。でもその社労士さんが助成金業務の提案をしてくれないんです」といったときに、「じゃあこういう人がいますよ」といって、すっと無条件で紹介してくださる方がいて。

それはやはり、いい仕事ができるからこそだんだん規模が大きくなっていったということだと思います。現在の仕事の中心的なものは、相談が多いですか?
「相談ですね。全体の数割あって、残りの3割くらいは手続きです。単価もずっと月額10万円の壁があったんですが、昨年から、約15万とか、月額の壁が越えられるになってきたところはあります。今までのものにプラスしているとよりは、「思い切って提案してしまえ」と。誰しも高額を提案して断られたことがあるということもよく言われていたので、「じゃあ言ってしまえ」と。」

LEGALMAGICに入会されたきっかけは?
「タイミングですね。バッチリのタイミングだったんです。去年(2016年)の夏ぐらいが、助成金を受給するために必要な書類を作る業務や、それに関する労務相談が一気に増えた時期でした。結構大きな規模の会社を紹介してもらって、そこの顧問になったりとかして、労務相談が一気に増えたんですよ。それでこれまでなかったような相談も増えてきました。

LEGALMAGICを始めた時期は、実はちょうど顧問弁護士と契約した時期でした。当時は月額3万で契約していましたが、顧問弁護士の先生には特に不満があったわけではないんですが、ずっとやれるかな、と少し思っていたところに菰田弁護士と出会いまして。当時は馬塲さんの高難度労務も始まった時期だったので、ちょうど時期的に良かったんですね。」

菰田弁護士以外の弁護士を新たに他に探すということは考えましたか?
「考えませんでしたね。LEGALMAGICの法律実務の相談サービスを利用する頻度はそんなに多くないんですけど、回答の速度が尋常じゃなかった。あるとき、気を遣って週末に菰田弁護士に相談したことがあったんです。こちらとしては、週明けに回答をいただければよかったんですが、その日に菰田弁護士から回答が返ってきて。

逆に失礼だったかなと思ったことがありました。その時は9時前くらいに回答が返ってきていましたから。悪かったな、とか思ったんですけど。このスピード感と回答の内容が尋常じゃなかった。それで、ちょっともう他はいいと。比較の必要がない。」

菰田弁護士に関して、感想があれば教えていただけますか?
「丸投げの相談が禁止ですので、こっちも頑張らないと、と思う、そういう効果があります。去年の夏以降、自分で対応できないようなイレギュラーな相談というのが本当に多いんですが、菰田弁護士が控えてるから、とにかく自分で調べて調べてそれで聞けば良いという安心感があるんです。でも実は、その相談する手前で自己解決してしまうということが結構あって。その副次効果は大きいかなと思いますね。」

LEGALMAGICにご入会いただいての率直な感想をお願いします。
「見たこともない事例や書式がいただけるというのは嬉しいですね。書式と解説と事例っていうのは嬉しいです。労務行政がやっている「ジンジュール」という労働相談のサイトが有料であるんですけど、そのイレギュラー版があると嬉しいなと前々から思ってたんですよ。

それから、先ほど申し上げた安心感ですね。スピードと回答内容。それから自分のモチベーションです。これだけ長い時間調べて相談したのに、こんな短い時間で返された、みたいな(笑)。
ニュースレターのこのボリュームは毎月ですか?嬉しいです。」

入会を迷っている方へのメッセージを。
「横須賀さんがいろいろ宣伝されている以上のものがあると思います。」

高難度業務研究会on弁護士顧問契約LEGALMAGICは、士業が高額報酬を実現するために必要な高難度業務を学ぶことができ、かつ菰田泰隆弁護士と顧問契約ができるというサービス。2017年8月のリリースには、約100名ほどの全国の士業が入会している。

関連記事

  1. 加藤大吾様(社労士・行政書士)LEGALMAGIC会員様インタビュー

PAGE TOP