委託販売における消費税の取り分について

◯事案の概要

作家がギャラリーに作品の委託販売を頼んだ。ギャラリーと作家の取り分は50%だが、消費税はギャラリーが全て受け取っている

◯相談内容

作家がギャラリーに作品の委託販売を頼みました。作品の価格が10万円で、ギャラリーはそれに消費税8千円を加えて客に販売をしました。契約上、ギャラリーの取り分が50%であったので、作家には5万円が渡されました。

ギャラリーは5万円の収入しか得ていないのに、販売額10万円に対する消費税8千円全てを取るのはおかしいのではないかと作家から相談を受けました。

雇用契約でもなくお互いが事業者であると考えると、作家にも消費税の半額である4千円が支払われるべきであり、ギャラリーは作家に支払われるべき消費税を不当に搾取していると考えますが、いかがでしょうか?

◯菰田弁護士の回答

これは契約内容次第です。おそらく売買契約はギャラリーとお客さんとの間にあるため、お客さんの払う消費税はギャラリーが取得するものです。そして、作家とギャラリーとの間の契約内容に基づいて、それが課税対象かどうかが変わってきます。

おそらく素直に考えれば、作家がギャラリーに対して50,000円で売却したものをギャラリーが100,000円でお客さんに販売するという転売になるでしょうから、作家とギャラリーとの間の売買契約においても消費税が課税されるのが通常でしょうね。

ただ、契約内容次第ですので、税抜き50,000円なのか、税込50,000円なのか、その代金の決め方の問題になります。

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