離婚協議書を噛み砕いた書類をクライアントが作ってきた時の対処法

離婚協議書を噛み砕いた書類をクライアントが作ってきた時の対処法
事案受任実務家:行政書士

◯事案の概要

行政書士が離婚協議書の作成に関して依頼を受けた。協議書の原案をクライアントに提示したところ、「文言がわかりにくいので、噛み砕いたものを作ったので確認してほしい」とのこと。正式な協議書とは別に家族で話し合うときには噛み砕いた書類を使いたいとのことだった。書面を確認したが、そのままの書面では後々問題が起きる可能性があると感じた。このような書類をチェックする場合、行政書士としてのリーガルリスクやクライアントのデメリットは何か?

◯事案の解説(菰田弁護士による回答)
状況からして、噛み砕いたというよりも内容が曲がって伝わる状況になっており、そのままGOサインを出すと協議書の正確性が失われる。そのため、対応として、①噛み砕いた文章を行政書士自身が作成し、ニュアンスが異ならないように丁寧に噛み砕く②噛み砕いた文章は作成せず、口頭で詳しく噛み砕いて説明をする、という2つを提案した。

行政書士側のリスクを考えるのであれば、業務について明確な線を引き、クライアント側に判断を委ねることもひとつの選択。今回の案件だけではなく長期的な視点を持てば、このようなプラスアルファのフォローが紹介を生むこともあるため、チャンスと捉える視点も重要である。

※本サイトに掲載された相談事例は、実際に会員様から寄せられたご相談について回答したものを簡略化して掲載しております。
ご入会されると、毎月のニュースレターでより詳しい解説をご覧いただくことが可能です。

関連記事

  1. 前婚の履歴を完全に消したい

  2. 熟年離婚のご相談の際、相続や後見についてもお伝えしたほうがいいか

PAGE TOP