2024年4月15日【潰れる前に会社ができる最後の金策と資金繰り】横須賀輝尚の記事がYahoo!ニュースに掲載されました。

2024年4月15日【潰れる前に会社ができる最後の金策と資金繰り】横須賀輝尚の記事がYahoo!ニュースに掲載されました。

2024年5月27日

■金融機関と取り引きがない場合─果たして、窮地に一発逆転は可能なのか?─

それでは、これまでまったく金融機関と取り引きがない場合はどうするのか。これはなかなかの絶望的な状況です。前述のとおり、初見さんで赤字ってなかなか貸せる要素がありません。 でも、可能性がゼロかといえば、苦しいのですがゼロではありません。できることは残されています。 例えば、ノンバンクやビジネスローン。個人のクレジットカードのキャッシングや消費者金融。これを使うことで、金融機関の評価は下がってしまいますが、金融機関から借りられないのであれば、仕方ありません。短期的にこれらを使い、正常に戻せる余力があれば、これらの方法を選択するのもひとつ。 でもその前に、一度は日本政策金融公庫に行く。まずはこれをやるしかありません。日本政策金融公庫も政府系とはいえ、金融機関です。ですから、やっぱり取り引きがある方が有利。創業融資も受けていません、コロナ融資も受けていません、自己資金は使い果たしました、という場合でも、ダメ元で行くべきです。 状況は最悪でも、日本政策金融公庫に行けば、可能性はゼロじゃありません。もしかしたら、100万円でも融資が出る可能性があるかもしれない。「100万円ぽっちじゃ、会社の立て直しなんかできない」という意見もあると思いますが、日本政策金融公庫との取り引き実績ができれば、他の金融機関からも借りられる可能性が出るわけです。「厳しそうな会社だけど、日本政策金融公庫さんが貸したのならば、大丈夫なのかもしれない」と。 もちろん、試算表、資金繰り表、経営改善計画書は必ずつくります。その上で、やれることは何でもやる。こうした姿勢があれば、奇跡が起こる可能性はあるのです。まあ、それでも奇跡と呼ぶくらいの確率になってしまいますが…。絶体絶命の窮境を脱出できるのか否かは、日頃の金融機関との関係性が左右するのかもしれませんね。 横須賀輝尚 パワーコンテンツジャパン株式会社 代表取締役/特定行政書士

https://news.yahoo.co.jp/articles/4834393d727e3754e7a3f1ab841d03ca7c8f0f92