原俊之様(税理士)LEGALMAGIC会員様インタビュー

原俊之様(税理士)LEGALMAGIC会員様インタビュー

いつ資格という分野に興味を持たれたのでしょうか?
最初に興味を持ったのは、大学時代だったと思います。元々、高校生くらいの頃には経営者になりたいと思っていました。ただ、経営者になりたいとはいってもどんな事業をするかというネタがないと始まりませんし、あまりよくわかっていないところもありました。

その後大学で経営学部に入り、そこで会計士という存在を知りました。将来的に経営者になったときにも会計は絶対に必要ですし、それが商売になるなら一石二鳥だと思ったので、最初は会計士を目指しました。会計士の試験には残念ながら落ちてしまいましたが、実際問題として会計士の知識だけだと、なかなか税務までは詳しくなれません。特に中小企業などに関しては税務の知識は重要なので、そこがわからないと話にならないということは銀行員の方からも聞いていました。そこで「だったら税理士を目指そう」ということで、税理士に路線を変更しました。

資格を取って開業された経緯を教えてください。
最初は会計事務所に勤めていましたが、経営者として独立したいという意向はありましたので、30歳くらいのタイミングで「いつ独立しようかな」と考えていました。最初は週末起業のような感じで始めました。当時は税理士の登録は開業税理士が基本で、補助税理士の制度ができ始めたくらいの微妙なあたりでした。勤務先の住所を使って税理士登録ができなかったんですが、自分で仕事をするのもいいなと思って自宅の住所で税理士登録をしました。それが始まりです。29歳の頃ですね。ただ、日中は仕事をしているので、実際にはそんなにできませんでしたけど。
ちなみに勤務先の会社からは、そこ以外の仕事をしないことを条件として、登録にかかる費用を全て負担してあげると言っていただいたんですが、それは断りました。その後、知り合いの方経由で「税務をみてほしい」という話をいただいたことがきっかけで独立開業しました。開業して2、3年やってダメだったとしても、資格もあるしなんとかなるだろうと。


LEGALMAGICを使ってみたいなと思われたきっかけを教えてください。
私の事務所では、主に成長期のお客様を支援させていただいています。やはり成長期の会社ですと、いろいろな契約事項や、社員との問題が出てきます。それから、契約書などの書面も見てほしいと相談を受けたりもします。税務会計は我々税理士にとってはメイン業務ですが、お客様にとっては問題のほんの一部なんです。いろいろな問題に対して、私たちでも書類をチェックしたり他の専門家を紹介したりはできますが、お客さまをしっかりバックアップするためには、やはり顧問弁護士や顧問社労士が必要になってきます。

LEGALMAGICに入会する前から顧問弁護士をつけていましたが、今回、元々いらっしゃる顧問弁護士と違った見解も知りたいということと、LEGALMAGICが料金的にも利用しやすいところもあって、試しに入会してみようと思って始めました。

元から顧問弁護士がいらっしゃったとのことですが、案件によってその方と菰田先生のどちらに相談するかを変えたりと、使い分けはされていらっしゃるのでしょうか?
今の所はそこまで明確ではありません。ただ、元々お願いしている顧問弁護士の方は面談も電話もできるので、利用しやすいとは感じています。もちろんその分料金が高いという面はありますが。
それから、LEGALMAGICですとちょこちょこ質問ができるので、「顧問弁護士の先生にこのまま聞くのはどうかな」と思うような内容のものについては、先に菰田先生に相談したりもしています。それから、経営者的な視点が入る話だと菰田弁護士にご相談するのがいいのかなと思いますね。もう一人の顧問弁護士の先生はお一人でされている方なので。もちろん優秀な先生ですが、どうしても人を雇われたご経験がないというところはあります。菰田先生はご自身でも従業員を沢山抱えられていますし、そこが一般的な弁護士とは違うところだと感じます。

菰田弁護士への相談、回答はいかがでしょうか?
やはりレスが早いというのが大きいですね。それに、いただく回答についても、豊かな経験と高い能力から導かれている回答だと感じています。経営者としても大規模な組織を経営されているので、そういったスタンスで回答をいただけるのも勉強になりますね。

税務面でのご相談というよりは、会社で起きていることや税務の周りのことを中心にご相談されているという感じですか?
そうですね。お客様に関連することもありますし、事務所に関しての相談も前に一度させていただきました。オプションで別途お金をお支払いして、書類のチェックも依頼させていただきましたね。
もう一人の顧問弁護士に頼むこともできましたが、菰田先生にはたまに質問を受けていただいているのもあって、別途料金をお支払いして依頼してみようかなと。

それに、ニュースレターでも、いろんな書式の添削をされていらっしゃるので、結構きっちり見ていただけるかなと思って依頼しました。実際に利用してみて、すぐに対応していただけたのはさすがだなと。それに、やはりレベルが高いなと感じました。

毎月お送りしているニュースレターは「続けやすい」「使いやすい」と思っていただけることを念頭に置いて制作しています。ニュースレターについてはいかがでしょうか?
私はじっくり見ている方だと思います。すごく勉強になるなと思って。特に訴訟とかは普段触れることがないですし。頻繁にあっては困りますが、絶対にないとはいえません。例えば、逮捕されて72時間で勾留請求されるけれど、現実には50時間くらいしかなくて、基本的にはその間に対応しなければならないとか。なるほどな、と思いました。もし万が一そうなったときにどう対処したらいいのかがわかります。

おそらく他と違うのは、菰田先生が普段触れている実務的な話から入っているところかもしれません。横須賀先生の聞き方が上手だというのもあるのかもしれませんが、普段弁護士と話をしていても、ここまで深掘りして話を聞くことは絶対できない。これだけでもすごく価値があると感じていますね。作るのが大変じゃないかな、なんて思いますけど。

ありがとうございます。ニュースレターは毎月力を入れて作っているんです。ニュースレターについて、原先生がお感じになる改善点などがあれば教えてください。
毎月のニュースレターは、例えば刑法や刑事訴訟法といった法律的なメニューから入っていますが、法律の題目ではなくて普段触れている現場や問題から入って、「こういった場合にどうなるのか」というようなものだと、よりいいのかなと思っています。例えば、社員の解雇をする場合にはどんな法律が関わってくるのかとか。それから、事業譲渡の場合従業員の扱いをどうするか、そこで裁判が発生した場合、取引先との問題をどうクリアしていくかとか。
実際にインタビューなどはそうなっていますが、例えば後から「この問題だとどうなるんだろう」と思ってレターを見直すときに、法律から入るものだと探しづらいかな、と思います。現場や問題から入るものだと、同じような問題が起きたときに網羅的に押さえておくことが確認できるので。

貴重なご意見をありがとうございます。LEGALMAGICの良い点や、入会してから感じられたことなどがあれば教えてください。
第一に、菰田先生という優秀な方に比較的低料金で触れる機会があるというのがとても大きいですよね。経営者としてもかなりの実績を残されていて、弁護士としても優秀な方ですが、なかなか普段そういった方と色々話したりする機会はありません。それに相談に対するレスも早くいただけますし、基本サービスでは電話は使えないにしても、チャットワークで気軽に相談ができるので助かります。

それから、やはりこういったニュースレターがあるのがいいですね。普通ニュースレターというのは、もっと簡略化されていたり、誰も読まないような単なる法律論とかが載っていたりするものですが、LEGALMAGICのニュースレターには実際の事件や現場の話がかなり入っています。このニュースレターをいただけるのもかなりいいなと。

LEGALStockというサイトもご用意しました。ジーニアスサーチの事例版という感じで、今後会員様には改めてご案内する予定ですが、こちらもご覧いただけましたか?
まだあまり使い方がわかっていないのですが、少し拝見しました。LEGALStockは辞書的に検索するような使い方が使いやすいのかなと。普段の勉強とかは、ニュースレターの方が対談もあったりするので、見やすくていいのかなと思っています。

LEGALStockでは、事例に適したカテゴリをいくつか分けていて、カテゴリから探せるようにしています。それから、検索窓で気になるキーワードを入れて探していただければそれに関する事例が出てくるようになっています。ただ、3月末にオープンしたばかりでまだ試行錯誤の段階でもありますので、もしも改善点などお感じになられることがあれば教えていただければと思います。
例えば、バナーが10個くらいあって、こういった事件の場合はここをクリックするとか、「まずはここを押さえておけ」みたいなものがバナーになっているといいですね。


LEGALMAGICについて、改善点やさらに望むことがありましたら、お聞かせください。
菰田先生に、チャットワーク上の顧問サービスだけではなくて、普通の顧問などが依頼できるといいかなと思っています。例えば料金やサービスの違いがわかりやすく出ていると、依頼したいという方が増えるかもしれません。

LEGALMAGICは基本的に丸投げや曖昧な質問は禁止していますが、LEGALMAGICに入会しない方が良いのはどういった方だと思いますか?
ほとんどの方は、丸投げ禁止とかそういったルールがちゃんとわかっていて入会されているかもしれませんが、自分で考えないでよくわからない状態で相談するような方には向いてないかもしれませんね。
それから、単純に「痒いところに手が届く」ようなサービスを求める方も、普通の顧問弁護士をつけたほうがいいのかなという気はします。

ご入会を迷われている方にメッセージをお願いします。
一般的な弁護士の顧問契約を頼むと、3万とか5万とか、やっぱりそれなりの金額はします。ただ、LEGALMAGICなら税抜きで1万円を切る。そんなに頻繁に法律的な問題は出てこないけれど、少し不安なのでたまに弁護士に相談したいことがあるとか、まずお試しで弁護士を利用したいという人にとっても、利用しやすい料金なのでいいと思いますね。
料金的にも、3ヶ月続けても3万円ですし。そこはそんなに迷うところではなくて、とりあえずちょっとやってみて判断するというのがいいのかなと思います。他に相談できる弁護士がいても、いろんな見解が聞きたいこともあるかもしれません。そういったことも気軽にできるので、是非一度入会してみたらいいのではないでしょうか。

LEGALMAGICではクオリティを維持するため、入会を制限している時期があります。今じゃないかな、もう少し先でいいかなと迷っている方に対しても、メッセージをお願いします。
月1万円を払えないんだったら、仕事をやめたほうがいいのかもしれないですね(笑)
というのは冗談ですが、おそらくそういう方は基本的に入会されたほうがいいと思います。ただ、まだ駆け出しで、これから天才塾をうまく使って売上を上げていく段階だというのなら、まだLEGALMAGICの入会が難しいという方はいらっしゃるのかもしれません。1万円が高いと感じるのなら、スマホなどにかかるお金を節約するとか。格安スマホに換えたりすることで5,000円は安くなるでしょうから、そうすれば実質5,000円くらいで入会できることになります。

それに菰田先生は経営者としても優秀なので、その方の考えに触れるだけでも価値があります。菰田先生の考えに触れていくことでより売上を伸ばすモチベーションを高めたり、売上を伸ばすスキームが閃いたりするかもしれません。経済的に少し大変だとしても、是非一度試してみてほしいですね。

ありがとうございました。

■原俊之(はら・としゆき)
東京税理士会 麹町支部所属 税理士
税理士原俊之事務所 所長
Samurai Accounting株式会社 代表取締役社長
株式会社原企画 チーフコンサルタント(コンサル会社)