慰謝料を不倫相手に請求したいとき、離婚協議書に記載して良いか

◯事案の概要

離婚協議書に慰謝料の記載をしたいが、請求先を不倫相手にしたいと考えている。この場合は別に不倫相手と請求者の間で契約を結ぶ必要があるか

◯相談内容

離婚協議書について相談を受けました。
元妻の不倫を原因とした離婚ですが、すでに当事者間で協議内容はまとまっており、離婚届も提出済みです。

ただし元夫としては、請求先を元妻ではなくて不倫相手にしたいと言っています。慰謝料の支払い条項に主たる債務者元妻とともに、連帯保証人として不倫相手を追記するのであれば可能だと思うのですが、元夫婦間での契約書なので、不倫相手を支払者として定めるのは難しいと思っております。

もし不倫相手から払わせたい場合、元夫と不倫相手との間で、慰謝料請求の契約を結ぶべきだと考えておりますが、いかがでしょうか?

◯菰田弁護士の回答

合意書というものは、「離婚慰謝料に関する合意書」という題名になっていたとしても、本夫婦間の事しか書いてはいけないという決まりはありません。なので、不倫相手のことが書かれていたとしても特段の問題はありません。

要するに、元妻との合意と、不倫相手との合意が1つの合意書に書かれているだけで、合意の個数としては2つになります。二者間の合意書を別々に作成しても良いですし、一緒に三者間の合意にしても構いません。

※本サイトに掲載された相談事例は、実際に会員様から寄せられたご相談について回答したものを簡略化して掲載しております。
ご入会されると、毎月のニュースレターでより詳しい解説をご覧いただくことが可能です。

関連記事

  1. 変形労働制を採用したいが、1年単位と1ヶ月単位、どちらが良いか

  2. 健康診断費用の負担内訳は事業主側が就業規則等で決められるか

  3. 建設業許可の欠格要件「破産者で復権を得ないもの」について

  4. 役員報酬の決定を代表取締役に一任するという株主総会の決議は有効か

  5. 契約書に印紙を貼る義務が生じるタイミングについて

  6. 募集株式の数の上限について

  7. 相続人を探すために職務上請求書を使用する場合の理由について

  8. 建物の所有者が亡くなり、相続人が全員相続放棄をした

最新記事

PAGE TOP