一般社団法人で役員報酬ではなく一般職員として給料を払う場合、最低賃金の問題が生じるか

◯事案の概要

一般社団法人にて、一般職員として月3万円給与を支払いたい。実態はフルタイムで働いており、働いている時間で考えると最低賃金には到底満たないが問題ないか

◯相談内容

一般社団法人からの相談です。

代表理事の配偶者に、一般の職員として給料を毎月3万円支払うことにしようと考えています。

ただ、役員報酬ではなく一般の職員としての給料の場合、月額固定で支払うと、働いている時間で考えると最低賃金には到底満たないことになります。この場合、最低賃金に満たないとされて、労働時間の短縮を言われてしまうのでしょうか。

また、この場合代表者の妻は社会保険の加入対象とはならず、代表者の社会保険上の扶養親族となるという認識でよろしいでしょうか。

◯菰田弁護士の回答

3万円であれば、例えば最低賃金1,000円なら30時間分になります。

週に8時間程度なので、「週2日、各4時間のアルバイト」という体裁で雇用契約書を締結すれば良いと思いますよ。労務的には「働いてないのに働いた体裁で給料を払う」というのは問題ありません。

ただ、税務的には単なる人件費の架空計上になってしまいますので、要するに脱税です…

その辺を考慮の上で、あとは先生の判断で対応されてください。役員報酬にすれば、役員は労働が必須ではないので、問題ありません。

本サイトに掲載された相談事例は、実際に会員様から寄せられたご相談について回答したものを簡略化して掲載しております。
ご入会されると、毎月のニュースレターでより詳しい解説をご覧いただくことが可能です。

関連記事

  1. ゲーム改造ソフト利用が詐欺罪に当たるか

  2. 社労士が調停などの代理や同行者として従業員と交渉をおこなうのも禁止され…

  3. アメリカに本店がある米国法人を日本の株式会社にする方法について

  4. 社労士以外が死後事務委任契約業務として年金関係の手続きを行うことはでき…

  5. 役員報酬の決定を代表取締役に一任するという株主総会の決議は有効か

  6. 約款に印紙が必要か

  7. 破産手続き中だが滞納している水道光熱費などを支払いたい

  8. 社員を採用した際の身元保証人の損害賠償額の上限金額はどれくらいを目安に…

最新記事

PAGE TOP