最適な増資方法について

◯事案の概要

一般から特定建設業の許可に変更するにあたり増資を検討しているが、最適な増資方法を知りたい

◯相談内容

建設業をされている会社の方から、一般から特定建設業の許可に変更したいという相談がありました。特定建設業は会社の財産的基礎の要件として資本金が2,000万円以上必要ですが、現在の資本金では不足するため、増資を検討しております。

増資の方法としては以下の方法があると思います。

①株主割当
②第3者割当
③利益剰余金の資本金組入れ
④DES

この会社の株主は現在、社長と社長の親族の2名です。②と④はこの会社は該当しないので、今回は①と③を考えています。直近の決算で利益剰余金が数千万あります。

①のみで増資を行った場合
③のみで増資を行った場合
①と③を組み合わせて行った場合

この3通りの中で、一番税制面で良い方法はどれになりますでしょうか?また、他に良い方法などございましたらご教授願います。

◯菰田弁護士の回答

①株主割当と③利益剰余金の資本金組入れとなると、要するに、①は新株を発行して増資、③は新株を発行せずに増資となります。いずれも税務的には何も変わりませんので、税務的にどちらが良いかというのはございません。

ただ、①だと新株を発行するため、その新株をいくらで発行するかの問題となり、現在の株価評価が必要となります。ですので、手間やコストを考えると、③の方が株価評価が不要ですので、③が可能なら③で行く方がクライアントにとってはメリットがあるかもしれませんね。
協議されてみてください。

本サイトに掲載された相談事例は、実際に会員様から寄せられたご相談について回答したものを簡略化して掲載しております。

ご入会されると、毎月のニュースレターでより詳しい解説をご覧いただくことが可能です。

関連記事

  1. 種類株式の内容としての譲渡制限規定の設定について

  2. ストックオプションにベスティング条項を付与することについて

  3. 株式交換で親子会社関係を作るときの課税について

  4. 契約書完成後に契約日付が変わったため捨印で修正するときの問題点

  5. 自筆証書遺言について

  6. みなし優先株でも投資元本は普通株式より先に回収できるか

  7. 持株会により株を保有する社員が退職時に株を売買することは問題があるか

  8. 契約書の有効性について

最新記事

PAGE TOP