変形労働制を採用したいが、1年単位と1ヶ月単位、どちらが良いか

◯事案の概要

変形労働制を採用したいが、1年単位と1ヶ月単位、どちらが良いか

◯相談内容

クライアントから「変形労働制を採用したい」という相談を受けています。詳しくは後日ヒアリングをするのですが、おそらく、「1年単位と1ヶ月単位、どちらが良いでしょうか?」と聞かれる気がします。
個人的には1ヶ月単位がベターだと思っています。その理由は以下の通りです。

・従業員10人未満=週44時間の特例事業所→1ヶ月単位なら週44時間まで時間外手当が発生しない(1年単位だと週40時間)
・製造業のように「2月が暇で8月が忙しい」、というわけではない
・1年単位だと、1年毎の労使協定の締結(更新)が必要で手間になる

ちなみにこの事業所は、ほぼ毎日時間外手当が発生している状況です。1ヶ月単位の変形労働制を導入すれば、「8時間50分×4日+8時間=43時間20分」と、週44時間の範囲内になり時間外手当も発生しない、と考えています。

この考え方(1年単位よりも1ヶ月単位の変形労働制が合っている)でおおむね間違っていないかどうか、可能であれば先生の見解を聞かせてください。

◯菰田弁護士の回答

概ね良いと思います。クライアントのニーズが明確に分からないので、聞いてみないと分からないというのが正直なところですが、所定で40時間を超える状況である以上、特例措置対象事業場として上限を44時間にしたいという趣旨以外には変形労働時間制のメリットが見出せませんので、その趣旨なんでしょうね。

だとすれば、先生のおっしゃるとおり、1か月単位じゃないと意味がないので、およそ間違っていないと思いますよ。

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