身元保証書の提出を拒否してきた内定者を不採用にするときのリスクについて

◯事案の概要

入社予定の人に採用書類として身元保証書を送付したところ、このような書類に署名捺印する理由はないということで提出を拒んできた。トラブルになる前に不採用にしたいと考えているが、リスクはあるか

◯相談内容

入社予定の人に採用書類として身元保証書を送付したところ、このような書類に署名捺印する理由はないということで提出を拒んできました。(両親にも言われたとのこと)

就業規則には「正当な理由がないにもかかわらず、会社が指定する日までに前項の書類を提出しなかったときは、採用を取り消すことがある。」として、身元保証書の提出と提出がなければ採用しない旨規定しています。

電話でのやりとりからちょっとトラブルが起こりそうな感じがするとのことで、この規定を用いて、採用しないと突っぱねようと思っています。この場合、リスクはありますでしょうか?

(例)口頭でも雇用契約は成立していると言われる。身元保証書を提出しないことで採用しないことはできないと言われる。等

◯菰田弁護士の回答

そうですね、やはり採用するリスクの方が高いと思います。内定を出してしまった以上は仕方ないので、一定の額を払うことは致し方ないでしょうね。

納得行かないかもしれませんが、内定を出した以上は、留保付きで雇用契約は成立していますので、何も払わずに終わらせることは法的には難しいと思います。まずは内定取消の話をして、様子を見るべきでしょうね。

本サイトに掲載された相談事例は、実際に会員様から寄せられたご相談について回答したものを簡略化して掲載しております。

ご入会されると、毎月のニュースレターでより詳しい解説をご覧いただくことが可能です。

関連記事

  1. 助成金申請における帳簿の不正のリスクヘッジについて

  2. 退職後の役員への損害賠償の可否について

  3. 出張時に従業員が死亡した場合、会社加入の保険金はどう分配するか

  4. 始業15分前の打刻も労働時間に参入しなければならないのか

  5. 賞与の減額について賞与規程に明記したい

  6. 準社員が無期転換を希望した場合に正社員契約になるという規定は可能か

  7. 労働基準法上の割増賃金について

  8. 社会保険に対する請求権の時効の起算日

PAGE TOP